僕のブログを見て頂いている方の中で、「副業」として輸入ビジネスを行っている方は多いと思います。
ある程度利益出てきたし、なんか本腰入れてやりたいなーって人たくさんいますよね?
そんな方に輸入ビジネスの先輩(?)である僕から「本業成り」する事のメリットやリスクについてお伝えします。
自分が本業成りしてみてどうだったかという経験からいろいろ書いていきます。
ぜひともお悩みの方は参考にしてみてください。
ゆうさくは独立してどう思ってるのか?
僕は25歳で独立しました。(25歳のはず。。)
失敗しても再就職すれば良いやーって感じで、たしか月利40万円とか50万円くらいの時に独立してます。
結果的に考えると最高に良いタイミングだったと思ってます。
何が良いって、朝ゆっくり寝られたり、誰かに文句を言われたり怒られたりする事がまずありません。笑
お客さんに文句を言われる事もありますが、年に1回も無いくらいです。(クレイジーなクレームは普通にシカトしてますw)
とはいえ最近は視座も上がってきて、上記のような自分のわがまま?よりは、やりたい(実現したい)事をすぐに実行する環境を作れるのがメリットだと思うようになりました。
もちろん独立したばかりは、朝ゆっくりできたり、自分で休みを決めたりできるのが最高の幸せ!っていうのは経営者あるあるだと思います。
独立すると、こういう細かいところがストレスフリーになるので人生単位で考える上で良い選択をしたと思ってます。
なので、僕はどちらかと言うと「悩んでるなら独立しろ」ってスタンスで記事を書いていく事になります。
ただ、過去に数多くのコンサルティングをしてきて、「この人独立(ビジネス)向いてないなー」って思う人も会ってます。
そういう人の事も頭にいれつつ、微妙なラインでお話ししていきたいので、自分はどうなんだろと思いながら読み進めてみてください。
独立してどうなったのか?
まず皆さんが一番気になるであろうお金の面についてです。
これはどれだけ成功するかによるので、正直なんとも言えないところですね。
ただ、僕の周りでしっかり毎日(3時間以上は?)頑張って仕事している経営者は月利100万円~200万円は余裕に超えてます。(もちろん推測レベルですがこのラインは超余裕で超えてる。)
稼いでる人が残っただけでしょ?という結果論といえばそうかもしれませんが、日々の努力+成長するための勉強をしている人はいずれこのレベルは簡単に越していくかと思っています。
で、物販で月利200万円稼いだとしても生活はそんなに変わりません。(物販で月利30万!っていってもお金増えた感ないですよね?それの延長です 笑)
サラリーマンの感覚で言うと月給60-70万円くらいの感覚じゃないですかね。
ビジネスが成長している間は利益を在庫にぶっこんで終了です。
特に、僕は海外不動産を購入していて、キャッシュをそこに割いているので個人の貯金は常に100万円切ってます。情けない限りですね。。苦笑
まぁこういう投資金がなくてその分口座に残っていると考えると、そこそこお金は使えるんだと思います。
法人の粗利益3,000万円くらいでてきたくらいだと、一般的にいう散財(ブランド物を買ってみたり、高級ホテル泊まったり)と贅沢できると思います。
なので、そういうのをしたい方は粗利3,000万円くらいを目指すと良いですね。
お金に関してはこんな感じです。
ちなみに僕は、最近はだいたい朝オートミール、昼はコンビニで適当に、夜はハイボールと、おつまみがあれば幸せです。
服はTシャツで3,000-4,000円?くらいのものを着てる感じです。
まぁアラサーにしてはしょぼい方かと思われます。笑
それなりに利益は上がってますが貯金が無いので、お金持ちっていう感覚は無いです。
ちなみに貯金ができたらいろいろ買おうとは思ってます。(ブランド物とか)
一番お金を使うのは外食ですが、残念ながら今はコロナで自粛中です。
あ、みなさんは、粗利が3,000万円くらいでているのであれば毎日2-3万円くらいまでなら飲み歩いててもそんなにキツくはないはずです。
なので肩を落とさないでください。
輸入ビジネスで独立するリスクは?
気になるところですよね。
第一の分かりやすいリスクは、Amazonアカウント閉鎖ですかね。
僕は今のところ経験はありません。
ライバルにページを攻撃されて売り上げ減という事もありますが、それよりもアカウント閉鎖が一番キツイはずです。
商品もすべて返送されて、売掛金も数か月保留。。
さらに在庫商品を売る事ができずキャッシュフローが止まる。
これはそうとうヤバいですよね。
主題から逸れるので、ここでアカウント閉鎖についてがっつり書きませんが、これには相応のリスクヘッジ方法があります。
Amazonのアカウント運用は「1人格、1アカウント(ある方法で公式に複数アカウント運用もできます)」が原則です。
この範囲内で運用している限り、複数アカウントについて言及はされません。
「1人格」という原則からいくと、法人でも1アカウントを持てるわけです。
つまり合同会社(設立費用 約10万円)でも合法?にアカウントが1個持てるわけです。
時間があるときに法人を1個つくっておき、アカウントを別に作っておけばかなり安心です。
本アカウントに問題があり、万が一アカウントを止められてもある程度早いリカバリができます。
そうやって常に1個は余分のアカウントを持っておくというのはリスクを抑えられる良いやり方だと思います。
僕は今なんやかんやで5アカウントあります。
ちなみに2社法人を持つというのは税務上も結構オススメです。
で、最大のリスクである急なアカウント閉鎖を凌ぐことができたとします。
次に問題になるのは業界変化の速さです。
圧倒的速さで変わるEC市場とは?
ECは良くも悪くも参入障壁の低いビジネスモデルです。
参入障壁の低いビジネスというのは常に初心者で溢れ、価格競争や、嫌がらせ、違反行為などが跋扈します。
そういう状態の中から抜け出して利益を上げていかないといけないのですが、これがまたなかなかシステムが変わるのが早いわけです。
僕が7年前に始めたときは、商品紹介コンテンツや、サクラレビュー、Amazon広告なんてありませんでした。
こういった新規の施策が出れば、ちゃんとそれを対応していく人が上に立つわけです。
僕はまだまだこの辺りに拒否感はありませんが、「昔はよかった!FBA入れたら売れてた!」みたいなオヤジになるともう終わりです。
こんなのは一例ですが、常に柔軟な頭を持った人じゃないと一生食べていくのは難しいんじゃないかと思います。
変化を受け入れていけるというマインドで独立しないといけないという事ですね。
未来は不確実です。
なんならAmazonが一生存在し続けるとも考えない方が良いです。
実際にベゾスも2018年に「いつかアマゾンは潰れる」と従業員に言っています。
つまりAmazonで売っていくじゃなく、売る手段でAmazonを使っているという感覚が必要なんじゃないでしょうか。
こういう感覚が腑に落ちている人は楽勝に物販で一生食べていけると思います。
一生ビジネスをする必要はない?
先ほど一生食べていける~と書きました。
そう書きましたが、僕は一生物販で食べていこうとは思ってません。
みなさんもそう思ってるなら修正して下さい。
遠い未来は誰にも予想することはできず、コントロールもできません。
ですが、3年後ならどうでしょう。
ちょっとわかりやすいですよね。
そこをビジネスの最終ラインにするのはありです。
ちなみに最終ラインにするいうのは、ビジネスを売却もしくは継承するという考え方です。
完全初心者なら4年後とか5年後とかでも良いかもしれません。
長期で考えると独立するのは怖いかもしれませんが、これだけ短期だと割と勇気がでるんじゃないでしょうか。
ちなみに自社ブランド系のアマゾンのアカウントは月間利益の15倍~20倍程度で売却ができます。
もう少し視点を上げて、株式売買とすると税金的にも有利になりますね。
残念ながら僕自身は売却した経験がないので、詳しいお話は分かりませんが友人は何度も売却してます。(まとまったキャッシュ羨ましい。。)
まとまった資金が入ってくるので、それで一休みしても良いですし、もう一回アカウント作っても良いでしょう。
ちなみに僕は30歳の時点で株式売却をするぞと意気込んで28歳ぐらいの時は頑張ってましたが、従業員さんに申し訳ないので止めました 笑
人生なんてそんなもんです。
代表権の継承?とかで対応していく事になるのかもしれません。
安定第一だー!って言って長期で長期でと考えるというよりは、3年スパンくらいで自分の生き方と現実を擦り合わせて方向性を決めるのが現代的でイケてると思ってます。
一度ビジネスで成果を上げている人であれば、再就職なんて超楽勝でしょう。
少なくともうちはそんなイケイケの人がいたら採用したいくらいです。
ECの経験はどこでも最高に役に立ちますからね。
輸入ビジネスで独立するメリットは?
せどりやアフィリエイトとかと比べると、輸入ビジネスはより次元が高いと思っています。
アフィリエイトやせどりはGAFAの気分次第で吹き飛ぶ可能性があります。
アフィリはその典型例で、アルゴリズム改変で毎度アフィリエイターは阿鼻叫喚です。
いわゆる健康アップデートのように、コンテンツマーケティングに取り組んでいて良いコンテンツを提供していてもGoogleの判断で次の日から売上ががっつり下がる訳です。
僕もそれが原因で20万(pv/月)のサイトが吹っ飛びました。(ガチの専門家に記事を書いてもらっていてもダメでした。)
ガチのプロになればだいぶ回避方法もあるのかもしれませんが、まぁ法人レベルでガチプロが作ってるサイトも飛んだりしてますからね。
せどりは中古を小売店から仕入れて販売しますよね。
Amazonが「小売店から仕入れた商品は新品として認めない!」ってのをやり始めると終了です。(え?もうなってるっけ?)
しかもせどりは世論から買い占めだとか言われて肩身が狭い思いをしています。
こんなのはSWITCHとかを買い占め転売している一部だけなのにせどり全体が悪い印象になってますよね。
本来は売れないところから売れるところに商品を運んで、その利益を貰っているだけなのに。。
ただ、こういう世論って結構重要で、コロナの時も批判が集中してマスクは販売禁止になりました。(極一部だけ販売してる状態。)
Amazonも最近は世論に敏感になってますよね。
まじでせどりは数年後に完全アウトみたいな感じになるパターンあると思ってます。(もちろんAmazonのみ)
一方輸入ビジネスはどうでしょう?
モノを海外で作って(仕入れて)、日本に持ってきて売る訳です。
欧米輸入、中国輸入は、基本的に上流(工場やメーカー)から仕入れてブランドホルダーや代理店として売っていきます。
つまり形式上ですがSONYやユニクロと同じような事をする訳です。(規模は全く違いますがw)
それをAmazonが「そんなやり方は認めない!」って言う事があるでしょうか?
それはありません。
だとしたら日清もパナソニックも、ANKERも全部Amazon販売だめってなります。
そういう意味で、輸入ビジネスは上記のネットビジネスと比べると非の打ちどころの無い業であると思ってます。
(もちろんアフィリエイト、せどりがダメというつもりはなく、むしろスキルとして強いと思っています。)
「非の打ちどころが無い=長期でやっていけるビジネス」であり、独立するためのビジネスとしては最適ではないでしょうか。
あと、輸入ビジネスはその性質上、売上を上げにくいのと引き換えに、売上が下がりにくく、安定します。
ちなみにAmazonがなんらかの理由で拒否ってきても、社会インフラ的に他の受け皿が必要です。
僕たちはそそくさとそちらに移動して売ればOKです。
輸入ビジネスで独立するデメリット
最大のデメリットは時間の使い方とリスクの取れる幅が不自由になるところでしょうね。
副業であれば、とりあえず毎月月給が入ってきます。
それを仕入れに回したり、生活費に回したりできます。
つまり、毎月の収支が『確実に』黒になる訳です。
この確実にというところは非常に価値が高くて、安心感が半端ないです。
僕自身も元々はそういう形で始めました。
その状態だからこそリスクをとって在庫を買ってみようとか、新しい商品仕入れてみようっていう行動ができる訳です。
たぶんいきなり独立していたらこういう事はできないと思います。
時間の使い方の意味というのは、輸入ビジネスは意外と待ってる時間が多いです。
「リサーチ→買付→国際発送→販売」という流れをとりますが、まぁ1ヵ月くらいかかります。
その間には次のリサーチや、販売の方法などを考えていくわけですが、それらも初心者の時はすぐに終わります。
なんせ商品点数が少ないからです。
そうしたら時間が空いたりするわけなのですが、副業であればそういう事はありません。
基本めっちゃ忙しいので、時間を有効活用できます。
月給をもらいながら、副業を進める。
凄い効率良いじゃないですか。
ゆうさくが思う独立のタイミング
独身の方は『固定費+20万円』くらい利益が出た時点で独立を検討しても良いと思います。
『固定費+50万円」あればかなりイージーな立ち上がりになると思います。
あとはビジネスモデルの状況にもよります。
僕の場合は欧米輸入で卸取引を積極的にやっていた頃に独立となりましたが、小売仕入れだけとかだとちょっと心配だったと思います。
ただ、守るものもそんなに無いと思いますので、やりたいと思うならその時に最低限の状態に仕上げてられてたら本業成りしても良いと思いますよ。
結婚してて子供がいる場合は僕にはちょっと分かりません。すみません。
やめた方が良い人は、スキルも貯金も何もない状態で始めるパターンですね。
見てる分には面白いですが、オススメはやっぱできません 笑
こういうマインドで独立してたまたま上手くいっても、長期ビジネスという観点でいくとまぁ成長しないとキツイ訳です。
まずはビジネス本の有名どころを読んだ後に再検討して欲しいですね。
冗談のように書きましたが、僕が思うにこういう人は大体自分を客観的に見れていません。
本を読むと自分を客観視する能力が付きます。
他の人の話と自分を比べる事ができるようになるからですね。
さて、こんな感じでタイミングを想像して書きましたが、究極的には何も約束されてません。
退職届を出した次の日にアカウント止まるパターンもある訳です。
やっぱタイミングというよりは、自分の覚悟ができた最速の時点で独立が良いかと思います。
まとめ
独立には良いところも、悪いところもあります。
それを踏まえて「本業」としてやっていくことはリスクもリターンもある訳です。
全ての経営者がそれを背負ってビジネスを進めています。
あなたも興味あるならぜひ早めにやってみましょう。
ダメだったら再就職でOKです。
人生楽しくいきましょう。
それでは!