巷(主に中国輸入参入者)ではアマゾン商品を商標登録して
他の出品者を合法に消すというのが横行してるようですね。
先導してるのは、輸入ビジネスいいよ!と参入を促していた人です。
ほんっと糞くらえと思います。糞喰らえ(2回目)
ただ、その考えはスマートかつ盲点を突いたお手本のような戦法です。
商品を売るためにはどうするか→ライバルのいない商品を探す
のではなく
商品を売るためにはどうするか→ライバルを減らす
という事ですね。
リサーチがディフェンスなら、商標登録はオフェンスです
認めたくないですが、素晴らしい点は考えだけではなく、
実行しているというところにあります。
普通はめんどくさかったりコストの面から商標なんかとらないでしょう。
商標をとられるのが心配 じゃあどうする?
私は中国商品を扱っていないのであまり関係ないけど
アカウント削除された人は本当にキツいはず。
明日は我が身という考えが必要で
商標について調べてみました。
いい記事がみつかったので引用しつつ解説をしていきます。
並行輸入品は商標登録がしてある場合に
「違法」となる場合と「適法」となる場合があります。
気になるのはどういう時に「違法」となるかですよね。
3つの規則を守れば違法にはなりません。
それは最高裁で既に結論が出ています。
その3つとはこちら、補足説明もご一緒に。
1、並行輸入商品に付された商標が、輸入元の外国における商標権者または
その商標権者から使用許諾を受けた者により適法に付されたものであること
→正規商品ですか?違うのならそれは適法に付されたものじゃないですよ。
しっかりとしたディーラーなどから買った商品なら大丈夫だよ
パチもんはだめですよ。
2、輸入元の外国における商標権者と日本の商標権者とが同一人であるか、
法律的もしくは経済的に同一人と同視し得るような関係にあることにより、
並行輸入商品の商標が日本の登録商標と同一の出所を表示するものであること
(つまり、商標の出所表示機能が害されていないこと)
→商標登録は国毎に行うものです。
貿易国で商標権者が同じ場合は問題になりませんが、
違う場合は問題になりますよ。
(今回はこの2番を逆手にとった(正常にというか)戦略です。
海外で商標権者から物を購入していても、日本で違う人が商標をとっていた場合は
ダメなんです。アウトなんです。)
3、並行輸入された商品と日本の商標権者が登録商標を付した商品とが、
その登録商標の保証する品質において実質的差異がないと評価されること
(つまり、商標の品質保証機能が害されていないこと)
→商標物の品質が担保できない場合はこの3番に抵触する可能性がありますよ。
(例)通常は販売店が管理しているものを工場から直接買った場合は
販売店が品質を管理しているにも関わらずそれをすっ飛ばして購入したため
それは、品質が担保されていないので商標の侵害となってしまいますよ。
とまぁ、ざっと書くとこんな感じになりました。
わたしは弁理士では無いので、さらに詳しく知りたい場合は調べましょう。
というか相談無料の弁理士のとこに電話したほうが話が早いですね。
経済産業省が良い例を上げてます → http://www.meti.go.jp/policy/ipr/ipr_qa/qa02.html
こちらから引用しました。
商標問題 まとめ
まとめると、商標を取られた場合、
どうやっても上記の2番の商標侵害をするという事になりそうです。
これを回避する方法は正直見当たりませんでした。モウシワケナイ
商標を取られてしまうとどうしようも無いです。
商標がそもそも登録ができない「拒絶理由」ってのもあるらしいですが
ほとんどの商品が該当しないので意味なさそうです。
輸入ビジネスで商標登録を逃れるには
可能な一時回避方法としてはこんな感じになるかな。
商標登録はお金と時間がかかります。
相場は1商標6万円程度です。
そして時間がかかります。おおよそ5~6ヶ月
以上からはじきだされる回避方法としては
中国輸入でも単価の安い商品を取り扱う。
→安い商品は利益見込みの観点から商標登録される事は少ないでしょう
ランキングの高い商品は扱わない
→商標取得によるメリットが大きい商品は狙われる可能性が高いです
ありふれた商品を扱う
→ライトとかヘルメットとかミラーとかそういうものは
上で述べた商標登録で拒絶理由というものになります。
商標登録ができません。(つまりロゴや特異的な商品は不可)
日本と輸入元で商標登録が同一人物によってされているものを扱う
→そうすれば普通の並行輸入品として取り扱う事ができます。
以上、本当に一時しのぎ程度にしかなりません。
商標を登録されてしまっては、どうにもなりません。
そもそもそういう権利を主張するための制度なので。
戦うには自分もオフェンスに回るしかありません。
中国輸入をしていて、資本のある人は一度検討してください。
商標で儲けようというよりは
商標ビジネスというような新たなジャンルをつくろうとしているような気がします。
アマゾンの並行輸入商品をかたっぱしから商標登録していくのは現実的ではありません。
いくらお金もってるといっても限りがあります。
ちなみに私なりのブラック反撃術を考えました。笑
それは、商標で他のアカウントを攻撃しているアカウントをたどり
そのアカウントが出している並行輸入品を逆に商標登録
んで同じ事をやり返す。
やられたらやり返すってやつです。
しかも、被害者は大人数なので
反撃される方は倍返しではすみませんよね。
確実にアカウント停止は免れません。
というより、やられずとも該当のアカウントを探して攻撃もできます。笑
特定のアカウントを探すのなんかほんと一瞬です。
上記の輸入ビジネス促進者にしても、会社の情報からそれらしき人を見つけました。
(奥さん?かもしれませんが)
・・・とまぁそんな事してたら連鎖が止まりませんね。
アマゾンが止めてくれるのが一番良いのですが。
今後どうなっていくんでしょうか。
とりあえず完全な無知状態はやめましょう。
アマゾンアカウント停止したら
復帰には凄い手間と時間と労力がかかるそうですよ。
あーこわいです。