こんばんは。ゆうさくです。
今回は、物販をしている方向けに『外部広告』についての考察をしていきます。
外部広告がどのようなものかと言うと、新聞やYouTube、テレビや雑誌などのローカル外部広告です。
この記事はこんな方が対象の記事です。
・広告の使用用途を知りたい方
・物販を行っている方
・これから物販を行おうと思っている方
今回、紹介するメディアは以下の6つです。
・テレビ
・YouTuber
・メール
・雑誌
・自社サイト
【テレビ】
まずは『テレビ』についてです。
これは一番わかりやすく、効果のありそうな広告の手段ですよね。
僕の場合、どういう風に使ってもらっていたのかと言うと、ゴールデンタイムの番組に2回出させていただきました。
片方は30秒くらいで、もう片方は1分くらいの割合です。
もちろん、皆さんも知っているような番組で、芸能人の方に利用してもらうことで反応もありました。
ただ、テレビCMで広告を出すと、料金はかなり高くなってきます。
僕の場合は、たまたま自分の商品が使われたということです。
芸能人の方が『普段からこういう商品を使っています』というような形で紹介されたんですが、かなり売れました。
もちろん、僕自身が提供したわけではないので、売上が急に上がったことに対してはビックリしましたが、Googleで検索すると、自社商品が前日の番組で取り上げられていたので、そこで初めて確認することができました。
やはり、テレビで取り上げられたということもあり、効果自体はかなりありました。
また、NHKにも商品を出していただける機会がありました。
こちらは商品紹介ではなく、商品を提供し、それを単純に使ってもらうという機会です。
しかし、効果はほとんどありませんでした。
テレビでの商品の紹介は、ゴールデンタイムで使ってもらえると効果はありますが、ゴールデンタイム以外の番組だとあまり効果はなかったです。
では、テレビでは何が重要なのかというのを考えたときに『どういう風に使われるのか』というのが、まず一つです。
もう一つは『誰に使われるのか』ということです。
商品を誰に使われるかというのは、かなり重要なポイントです。
今、ノリにノッている人たちに利用してもらうと、ツイッターであったり、インスタグラムなどでかなり拡散されることになります。
そうなると、とても大きい反響になります。
僕の場合は、ゴールデンタイムの番組で、皆さんが知っているような方が着けてくれたので、大きい反応をいただけました。
※身につける商品をご利用いただきました。
誰がどういう風に使うのかという部分は重要なポイントです。
NHKに出させていただいたときは、商品を着けている方は自体は一般の方でした。
なので、そういったことがあまり拡散されなかった要因だと考えています。
もし、テレビで商品を出したいとなったときは『誰に使わせるのか』というのをしっかりと考えた方がいいです。
属性を考えたり、その人の人気を考えて選択をする必要があります。
自分で広告をする場合は『このようにしてください』というのを指示することができます。
ここに力を入れないと、テレビ自体、広告としては料金が高い媒体になります。
ですので、高いお金を支払うのであれば、しっかりとやりきった方がいいと思います。
『誰に使うのかでケチらない』というポイントが大切になってきます。
【YouTuber】
次は『YouTuber』です。
YouTubeもテレビと同様で、たまたま自分の商品を使っていただきました。
そのYouTuberのチャンネル登録者数は、当時で200~300万人の登録人数でした。
かなり人気のYouTuberさんですね。
このYouTuberさんには、自分の商品を着けている動画をアップデートしていただきました。
これはかなり反響が大きかったです。
『テレビよりも正直、効果がある』と感じるくらいの効果でした。
商品を紹介された動画は今から二年ほど前なんですが(2020年11月現在)それでも、多くの反響がありました。
YouTuberの力というのは、どんどんと上がっていっています。
中でも、拡散力というのはかなり上がりました。
広告の手段としてはすごくいい手段だと思います。
ただ、コスパ的にどうかと言うと、かなり高い金額になってくると思います。
僕の商品を紹介していただいたYouTuberさんに、正規ルートで依頼をするとなると、今だと300万人くらいの登録者数で500万円くらいになってきます。
事務所に入っている、入っていないということが関係してきて、もう少し高くなってしまう可能性もあります。
500万円を払い、この広告枠を買っていると全くもって『赤字』です。
元は全然取れていないです。
そういう意味では、コスパとしては悪いかもしれません。
ただ、YouTuberの影響力はとても大きいものだと感じました。
大企業がこぞってYouTubeに広告を出す理由がよくわかる気がします。
今、その動画を見ると500万回以上、再生されています。
YouTubeはテレビと比較すると、長期的な広告効果があるように感じます。
テレビというのは、紹介された次の日から3日間くらいで急激に上がる日が続きますが、徐々に下降していきます。
しかし、YouTubeに場合はいつでも動画を再生することができます。
同じ動画を繰り返して見る人もいます。
なので、商品は長期的に売れていきました。
最初に一気に売れて、テレビだと下降するところを、YouTubeの場合は、なだらかに下降していくような感じでした。
ですので、YouTubeの方が広告としての息が長く、ロングテールを狙っていけるようなイメージです。
【自社サイト(Max月1万アクセス)】
次は『自社サイト』です。
これはいわゆる『ブランドホームページ』です。
このホームページは、僕が実際に作ったブランドホームページです。
ホームページのアクセス数は、いい時で1日600人くらい、訪れてくれるようなサイトを作っていました。
現在は1日に訪れてくれる人数は50人ほどになってしまいました。
この辺で、Googleのアップデートがあり、嫌になってしまいました(笑)
それで辞めると、どんどん右肩下がりになっていってしまいました。
でも、最近もう一回しっかりと作り直しています。
サイトを構築するまでは少し手間がかかりますが、半年から1年くらいでこのレベルであれば作ることができます。
月間で15000アクセスがある月もあるので、長期的に使っていけるサイトになります。
あと、僕のやり方だと、僕の時給を抜きにして、このサイトを作る方法で大体のコストで言うと『20万~30万円』ほどです。
30万円で、1万アクセスあるホームページを作れたらかなり大きいですよね。
ただ、これくらいのレベルのサイトは、実際はそれほど難しくないので、いい手段だと思います。
ホームページでは、Amazonのアフィリエイトリンクで自社商品を販売します。
3%~4%ほどの利益を得ながら、自社商品のアクセスをうながせるという、いいモデルを作ることができるので、検討している方はぜひ、お試しになってみてください。
【新聞】
次は『新聞』です。
新聞に関しては、2回ほど広告を出しました。
表紙の一画の広告枠を取ったパターンと、日経MJとい新聞が出している、B to B向けの新聞の一画に掲載されました。
結論から言うと、新聞の大きさが標準的なサイズだとすると、実広告のサイズは16分の1ほどのサイズです。
そこの1ページ目に掲載させていただきました。
新聞の広告には、AmazonのQRコードを掲載しました。
最終的には25万部を配布していただき、のちにクリック測定をしてみると『25クリック』ほどの結果になりました。
もちろん、広告のコピーが悪かった可能性もあります。
ただ、25回ほどなので、反応率を確認するとかなり『コスパは悪い』と思います。
新聞に掲載した金額自体は、5万円~6万円ほどだったので、そこまで大きな赤字にはなりませんでしたが、SNSを使って5万円の広告を出すことに比べると、反応は悪かったです。
日経MJについては、当時、紙面媒体で一番いい効果が出ていました。
これはB to Bの媒体なので、個客・消費者さんからの連絡はきません。
しかし、B to Bの企業さんからの引き合いはありました。
新聞の中に、小さいサイズで掲載されるだけなんですが、3~4件ほどB to Bで連絡がきました。
これは広告ではなく、企業側が『載せたい』という連絡だったので、無料ではありました。
ただ、その中でも4件ほどは商談までいき、割としっかりした会社さんが連絡をしてくれたので、そこはよかったポイントです。
B to Bを頑張りたい方は、ここに力を入れて取引先を見つけるというのもいい案なのではないかと思います。
【雑誌】
次は『雑誌』です。
雑誌というのは、コンビニなどで置いてある一般的な雑誌のことです。
雑誌には色々な広告を掲載しました。
無料で掲載させていただいたり、広告枠を買って掲載させていただいたり、合計で7回ほど載せていただきました。
『中刷り広告』は大体、雑誌の5ページ目や6ページ目以内に掲載されます。
あとは『裏表紙』です。
裏表紙は一回だけ、掲載させていただきました。
裏表紙に関しても、コンビニに置いてある一般的な雑誌の裏表紙の一面です。
僕が掲載させていただいた雑誌は、どこのコンビニにも置いてあり、誰でも知っているような有名な雑誌です。
結論から言うと、中刷り広告、裏表紙の両方とも、売上に対してのインパクトは『ほとんどなかった』です。
もちろん、広告は自分で出したので、しっかりとターゲットを絞り、自分の商品が合うと思う雑誌に掲載しました。
しかし、前の日の売上が10万円で、次の日に15万円になっているというようなことは『一切なかった』です。
裏表紙などはかなり見られるはずなんですが、売上に関しては、ほとんど影響しませんでした。
ただ、商品を売るためというよりは『自社ブランド商品が雑誌に載った』という、違う部分の価値の方が高いです。
実際に僕も、欧米の商品を欧米輸入しているので、そこから独占契約をしているブランドというのを雑誌に何度も掲載しています。
そして、その雑誌を持ってメーカーさんの所に行き『こんな風に載りました』と雑誌を渡せば、すごく喜んでくれました。
ですので、ある程度払うというのであれば、コスパがいいと思いやっています。
ただ、やはり売上を取っていくという意味では、長丁場のブランディングにはなってきます。
売上としてはすぐには上がりません。
少し問い合わせが増えたりと、ある程度の効果を感じることもありました。
その中で言うと、たとえばスマホケースを載せるとなったときは『いま流行りのスマホケース5選』といった内容のものに載せるのには効果があると思います。
ページを開いてみると、1ページを使ってブルガリやグッチといったトップブランドが広告を出しています。
しかし、そういった一面の広告よりも、もう少し中のページに載っている『スタッフが選んだ5選』など、そういう風に載せる方がおすすめです。
【メールリスト】
最後は『メールリスト』です。
メールリストとは、メールマガジンのようなものです。
僕の取引先の会社さんで『100万人ぐらいリストを持っている』会社さんがあります。
この100万人のメーリングリストに、自分の商品を広告で販売していただきました。
ただ単純に告知だけという形だったので、値引きなどは全くしていませんでした。
なので、反応率はそこまで高くはありませんが、上々に売れていきました。
ですから、メールでの販売というのは、なかなかいいかもしれません。
ちなみに、これは卸売りという形です。
たとえば、6掛けで卸すとします。
なので、1万円で売れば、6000円で卸すので利益は4000円ということです。
一般企業なので、このような形でやっていました。
コスパでいうといい方なので『オススメ』のやり方です。
自分でメールリストを集めるというのはかなり難しいです。
なので、自分の属性に合ったメールアドレスをたくさん持っている業者さんと手を組んで取り組んでいくことが効果的で、効率もよくなります。
【ランキング】
今回紹介した外部広告のランキングです。
今後、自分がやるのなら、これをやっていくといった内容を1位から順番に並べました。
まず、1位は『自社サイト』です。
自社サイトが1位の理由は、なんといってもコスパが最強というポイントです。
自分のサイトを持つことは、自分の売りたいように自分の商品をアピールすることができます。
なので、しっかりとアクセスを取れるようになっていけば、商品は売れていきますし、コントロールしやすくなります。
ただ、サイトというのはGoogleに評価されなくてはいけません。
そこがある程度、ハードルが高いような気もしますが、サイトを作る力がある方であれば、作った方がいいと思います。
僕も今年からサイトをもう一度しっかりと作り直し『月間3万アクセス』ほどまで持っていきたいと考えています。
3万アクセスで300個売れるとすると、コンバージョン率は0.1%です。
自分のサイト経由から商品が売れていくので、自社サイトを持つことは大切なことです。
次は『メール』です。
確認するべきポイントは
・どういうところと取引ができるのか
・何件ぐらいリストがあるのか
・どれくらい濃いリストなのか
というところが大切なポイントです。
3位は『YouTuber』です。
このあたりからリアルな広告枠です。
YouTuberというのはおすすめではあります。
ただ、登録者数が300万人の人などはなかなかいません。
それに依頼をするとなると、かなりの金額がかかってしまいます。
なので、YouTuberに依頼する際は、登録者数が1万人~5万人ほどのYouTuberさんに依頼するのがポイントです。
広告費を抑えることができる上に、無料で行ってくれる可能性もあります。
4位は『テレビ』です。
テレビは『ハードルが高すぎる』と思います。
ゴールデンの番組で1分~2分間出そうと思うと『500万円以上』かかる可能性があります。
なので、テレビでの広告はやらないですね。
費用対効果もあまり良くないだろうし、効果測定もできません。
5位は『新聞』です。
新聞は、ほとんど効果を感じませんでした。
新聞はやめておいた方がいいですね。
6位は『雑誌』です。
上記でも述べたのですが、売上に対するインパクト以外のブランディングであれば、何回か掲載するのは有りだと思います。
雑誌に載っているからブランドが高いという、ブランディングができるような感じでもないので、そこまで力を入れる必要はないかもしれませんが、そういう目的があるのなら、取り組んでみてもいいかもしれません。
もちろん、雑誌に掲載したところをAmazonに載せて『こんな雑誌に載っています』という権威性をつけるという部分でも使うことができます。
ランキングとしては以上です。
全体的なお話ですが、基本、我々のようなAmazonでコンバージョンをさせたいという場合は『オンラインの媒体』という方が絶対的にいいです。
テレビ、新聞、雑誌を確認すると、これらは現実から1回オンラインに持ってこさせないといけません。
新聞を見てQRコードがあったとします。
その際は、新聞を見てQRコードを読み込み、ネットに持ってきて初めてコンバージョンになります。
それは『かなりハードルが高い』と思っておいてください。
自分がAmazonで商品を売る場合は、必ずオンラインの広告で販売します。
たとえば、YouTubeで言うと、概要欄に貼ることも可能になります。
そこにAmazonのリンクを貼るとなれば『オンラインからオンライン』なので、ハードルはかなり低くなります。
なので、そこの原則というのを忘れないようにしていてください。
逆に、ローカルで物を売りたい場合は、ローカルのチラシや新聞などがいいです。
しかし、我々はネットで商品を販売したいので『ネット広告』の方が、売上に対してインパクトを出していくという意味では、絶対にネット広告が必須になってきます。
今後、僕はAmazonで商品を売りたい場合、ネット系広告以外を出すつもりはありません。
ですから、そこをよく考え自分の広告媒体というのを選択されることがおすすめです。