こんにちはゆうさくです。
本日は全世界のAmazonデータについてお話をしていきます。
前提として、当データはAmazonが発のデータではなく、言わずと知れた「Seller Sprite」を開発している会社が持つビックデータに基づく情報です。
Seller Spriteをご存知ない方は若干情報が遅れておりますので頑張りましょうね(^_-)-☆笑
Seller Spriteは海外ツールで世界全体でAmazon情報を集めまくっている会社です。
そんな会社が出しているデータなので割と信憑性は高いと思ってます。
今後のAmazonビジネスの展開などの参考にしてもらえると良いかと思います。
日本Amazonの中国セラー数とその割合は??
ここは皆さん気になるところだと思います。
上の画像は2019年下半期、日本の各親カテゴリのTOP50万個の商品の内で、販売実績がある店舗数です。
つまり現時点でアクティブなショップ数という事です。
Amazon.jpはアクティブなショップ数が118,104ショップもある訳ですね。
そのうち中国セラーは37,731ショップです。
割合にするとこんな感じ
中国セラー:32%
日本セラー:61%
こうやって見ると中国セラーはやっぱ多いですね。約3割が中国人セラーです。
ちなみに他国のAmazonのセラー割合は下記です。
フランス:中国40%、フランス9%
スペイン:中国40%、スペイン8%
イタリア:中国39%、イタリア13%
イギリス:中国38%、イギリス26%
ドイツ:中国35%、ドイツ25%
ヨーロッパAmazonの方が日本と比べて5-10%程中国人セラーが多いです。
Amazonの各ショップの売上平均は?
アマゾン日本事業の売上高は約1.5兆円【Amazonの2018年実績まとめ】
こちらの記事によると2018年のマーケットプレイス(アマゾン直販以外)での売上は約1兆円らしいです。
順当に2019年も伸びているとすると1.1兆円くらいですかね。
これをアクティブショップ数(11.8万ショップ)で割ると、平均売上932万円/年です。
平均月額売上換算だと77.6万円/月ですね。
これくらいみなさん余裕で超えてますよね?(プレッシャー 笑)
そう考えてみるとやはり我々のAmazon販売リテラシーは高めという事です。
たしかに、良く分からずにAmazonでとりあえず出しとけみたいなセラー沢山いるでしょうから当然ですかね。
ちなみにグローバルで見た時に、Amazonセラーで売上が10万米ドルを超えるのは約7%らしいです。
Amazon.jpセラーの増加状況
まずはこちらの図をみてください。
過去3年間でのショップ数の増え方です。
日本でいうと年間だいたい5.7万ショップほど増えている感じです。
先ほども書きましたが、合計で11.8万ショップなので、かなり入れ替えが激しいです。
去年いたショップの半数がいなくなっている感じですね。
確かに過去にセラーリサーチしていたリスト見ると3年くらいで7-8割くらい消えてましたからね。
上図から見ると、新規ショップはアメリカのみ減っていて、ヨーロッパは増加傾向にあります。
日本は横ばいで最も増加数は低いですね。
日本セラーの前年比増加率はほぼ0%(つまり毎年同じ出店者数)で、Amazon.jpの商品総売上は増えているので、各セラーのパイは増えているはずです。
個人的には、ショップ数は今後もこんな感じで横ばいが続くかちょっとずつ減っていく気がします。
中国セラーの動向
中国セラーがSeller Sprite内で検索したキーワードを逆引きして、統計にしたデータです。
かなり多くのユーザーが使っているので、近似すると近い数値が出るとの事。
中国セラーが注目する国は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、日本、スペイン、イタリアの順です。
日本は意外と注目されていない感じですね。
昔はAmazon全体におけるAmazon.jpの売上割合が大きかったので、もっと注目されていたのでしょうけど、今は売上割合も低いので注目度(越境で新規参入しよう)も低くなっているのかもしれません。
今後は中国セラーはAmazon.jpではなく、ヨーロッパ圏Amazonやオーストラリアなどに進出するのがトレンドになってくる気がします。
そうなると我々日本人セラー的には歓喜なのですが、より長期で見ると商品種類とかが減っていきAmazon.jpの魅力が弱くなっていくかもしれません。
続いては中国セラーがどんなカテゴリに関心を持っているかという割合です。
これもSeller Sprite内で検索された回数を元に作られたデータです。
ホーム・キッチン:100
スポーツ用品:44
アパレル(ファッション):37
電子関係:33
靴/バッグ:28
ホームケア/園芸:25
車/バイク、セルフケア/健康、ペット用品:21
ホビー:18
家電品が一番の注目度だと思っていましたが、ホーム・キッチンが一番というのは意外でした。
たしかにホームキッチンのカテゴリはかなり売上大きいですからね。
中国セラーがいないところを攻めたい人はこれを見て攻めると戦略的には良いかと思います。
まとめ
さてさて、ビックデータからグローバルでみるAmazon情報でした。(多分大丈夫ですが僕の解釈が間違ってたらすみません!参考程度に^^)
こういうデータって直近では使わないデータだったりするのですが、長期でビジネスを考える時に参考になったりします。
こんなデータを知ってるだけで目の前の売上だけを見ている人よりは深みを持ってAmazonビジネスについてお話できますよね。
そういう僕もあまりアマゾンに詳しくない人にドヤ顔でこのデータをお話しようと思ってます。
というのは冗談としても、中国人セラーの増加はピークで、これから減り(ヨーロッパに流れ)そう。
という事だけでもなんとなく理解しておけば、割と頑張れる気がします。
日本セラーとして他国のセラーには負けないようにがんばりましょう!
参考になった方がおられましたら是非ツイッターでいろいろつぶやいてますのでフォローよろしくお願いします。
最近頑張ってるんですよねー。
それでは!
こちら動画も撮影しましたのでぜひご確認ください。
細かい数値がたくさん出てて面白いですよ。