こんにちはアマゾン貿易のゆうさくです。
みなさん良いGWをお過ごしでしょうか。
4月がバタバタしていてようやく落ち着いたので、
ブログを更新していこうと思います。
たくさんネタは溜まっていますが、まずは船便について書いていきます。
最近やっている事が独占契約だったり、船便をつかったりと
個人ビジネスの域を超えてきたなという実感があります。
今後はこのブログで「やればできる時代だよ」という事を僕はお伝えしていきたいです。
結局やればできるものなんですよね~。
あなたの「やればできる」という範囲を少しでも拡げるチャンスになれば幸いです。
ちなみに僕は通関士でもなんでもないので、細かい部分は違うかもしれません。
ただ、僕たちにそんな細かい名称や書類は関係なくて、ざっくり全容を掴めればOKです。
気になる方はググッてください!それではいってみましょう。
船便とはなんですか?
まずはここからお話する必要があるかもしれません。
船便には大まかに2つの方法があります。
FCL(フルコンテナロード)
LCL(レスザンコンテナロード)
ロードといっても、道ではなく、荷物の事です。
FCLはフルコンテナで、LCLは混載便の事です。
コンテナ一本がこれくらいの大きさです。
ざっくりとしたイメージを掴んでもらうためにお話すると
60cm*50cm*50cm(160サイズ)のダンボールを
20ftコンテナに満タン入れるとします。
段積みして、綺麗に詰めると(便宜上パレタイズされた状態ではなく、ダンボール裸の状態として考えます。)
ちょうど200個程入りますね。(計算してみてくださいw)
コンテナにはこれだけの容量を詰め込む事ができます。
かなり壮大な量になっちゃいますよね・・・。
FCLは基本的に一定金額、LCLは従量金額ですね。
また、DHLやFedex(クーリエ)とは容積重量の考え方が大きく異なるので注意してください。
基本的に実重量の重い商品は、船便が非常に有利です。
船便は水や鉄などを運ばない限り容積重量<実重量となることはよっぽどないと思います。(これはクーリエと似ていますね)
船便でどれくらいコスト差がでるのか
結局みなさんはココが一番興味があると思うので先に言及しておきます。
僕は今回、16.5CBMを輸送して、送るダンボール数にすると大小様々で450箱くらいでした。
(商品数でいうと1200個くらいですね。2.0kgを超える商品ばかりですw)
ちなみに、これは16.5エムスリーといって単純に16.5㎥の事です。
(ちなみにこれは荷受時の様子です。4tトラックで配送されています。物流会社さんが他社の荷物が無いところでわざわざ荷受してくれて僕もその場に立ち会わせて頂けました!!感謝②)
これだけ送って、金額的なコストはざっくり航空便と比較すると30-40%程度の減となりましたね。
まだ詳細が出ていませんがおそらくこのくらいです。
これは送る商品・量によっても異なります。
ただひとつ言える事は、ライバルとの差別化がより圧倒的になるという事。
もちろん小売で仕入れた商品でなく、メーカー、卸から仕入れた商品なので、トータルで考えると価格で負けるはずがありません。
「上流仕入れ+船便=最強」
この図式は輸入における、最安値仕入れの終点に違いありません。
もし、これ以上にコストカットできるのであれば教えて下さい。
で、次は時間的なコストについてです。
これはもう最悪です。
目も当てられない程に最悪でした。
今回だけかもしれませんが、正式に輸送の発注をしてから日本国での指定場所への納品までに59日(42営業日)かかりました。
だいたいアメリカの東海岸からは40営業日程で届くと言われていたので、それが普通なのか僕が舐められているのかは分かりませんが、アメリカから日本に届くまで2ヶ月はかかりすぎです。
かなり大きな会社で、毎週コンテナを輸送しているので、他の業者より遅いという事はないはずなのですがね。。
次はもう少し業者になんとかできないか相談してみます。
船便を利用する流れ
実は、クーリエとそう変わりません。
業者に依頼をして、輸送量の確定をさせます。
通関業者を利用して送る場合は、自分がやることって殆どありません。
決して、自分が港に行って荷受をしてトラックで配送する訳ではありませんのでご安心を。
自分でやることは送る商品の詳細であったり、利用用途の申告といったペーパーワークだけです。
メーカー(米)にピックアップの日程指示
↓
業者がピックアップ
↓
船積み
↓
通関
↓
指定住所へ配送
こんな流れです。
僕の場合は伊勢志摩サミットの影響もありイレギュラーが発生しましたが、原則こんな感じです。
案外簡単じゃないですか??
船便のダメージは実際どうなの??
欧米輸入ビジネスをしている人であれば、商品が輸送ダメージで苦い思いをしている方は多いはずです。
実際に、僕が船便で一番心配したのはこの部分でした。
結論からいうと、可もなく不可もなくというところです。
僕は業者さんに極限までダメージを減らすように手配してください!と何度も伝えたので
担当の方も親切にいろいろ手配をしてくれました。
なかなかこういった親切な業者も無いと思いますが、
「しっかりとダメージ対策をとっておけば問題はない」
これが僕の結論です。
ただ、皿とかグラスのような割れ物、フィギュア、これは止めた方が良いです。
通常の梱包だと9割方割れるんじゃないでしょうかね。
(てか大企業がどうやってそれらをノーダメージで輸入しているか謎が深まりました・・。)
他の人の話を聞くと、ほぼすべて破損したとか、水で濡れていたとか、そんな話も聞いて恐怖していましたが
しっかりとした業者にお願いすればほとんどの場合が解決するはずです。
※2020年4月追記
欧米からの輸送方法について詳しく記載しています。
この船便会社についても記載しております。
ゆうさくです。 本記事ではアメリカから日本へ商品を輸送する場合の方法についてお話をしていきます。 欧米輸入実践者の方は必見です。 僕はアメリカから輸入しまくってるのですが、過去にいろんな方法を試してきました。 輸送方[…]
船便の利用で考えるべきこと
輸入販売業者として最適な物流を模索する事は必要不可欠です。
僕は過去にDHLさんに物量を増やせば安くすると言われて
そういった商品をメインで仕入れ先の開拓をしていました。
そのため高重量の商品が多く、このスキームでも充分な物量を確保できました。
ですがほとんどの方が物量が足りないと思います。
そんな状況でも、船で送ることができると頭の片隅において置けば、将来的に少しは役にたつと思います。
その時にまたこちらの記事をみていただければ幸いです。
船便なかなかいいですよ!
あとがき
ここのところ情報発信を怠っていましたがしっかりと物販をしていました。
また詳しく記載していこうと思いますが、独占契約も2社増えました。(法規制の関係で1社はまだ販売開始できていません・・・)
トータルで4ブランドと破竹の勢いで独占契約を増やしています。
独占契約を取ってみると分かるのですが
次に必要なのは『しっかりと売ること』です。
僕も仕入れ先を見つける事に盲目的になっていたのですが
「独占契約取れたー!!」と言っても販売するチカラが無ければ、半年かそこらで契約終了です。
二度と再契約はしてくれないでしょう。むしろ損です。
これはメーカーの立場に立てば分かる事ですが、独占販売権とはただ単に「販売権利が一時的に付与されている」だけであって「永続的に独占している」とは異なります。
つまり、メーカーにもメリットを提供できないと権利剥奪される訳です。
「メーカーのメリット」=「たくさんの販売」なので小手先で独占販売権を取得しても意味がありません。
「僕の教えの通りにすれば独占契約とれるよ~」というのもチラホラ見られますが、僕はそれよりも独占契約を継続するための販売力をつける方を指導するように(できるように)なりたいと思っています。
販売力というと、やはり小売業の本質に立ち戻ってきましたね。
大切なのは「本質」は何かを見極め(改めて気付き)、それに沿って行動する事だと思います。
もちろん現在チャレンジしている事は多々あり、芽は出ています。
実際に昨年末に契約したメーカーは契約時の半年契約を更新して、延長契約になりました。
さらなるディスカウントも貰って利益率40-50%くらいになりそうですw
同ブランドは既に卸販売して欲しいという業者も3社ほど問い合わせがあり、悩ましい状態です。
喜ばしい事ですが、実際どうしようかガチで悩み中です。
ここからどうやって進めていくかは本にもネットにも書いてありません。
卸業者などの先を行かれている方と会っていろいろ話を聞くしかないのだろうなと思っています。
メーカーと共存共栄をしていくために、更に腕を磨かなきゃなと思います。
「ゆうさくと契約したメーカーは幸せですね!」
こう言われるように頑張ります!笑
それでは!