僕は2017年くらいに中国OEMに新規参入しました。
当時は中国OEMはもう飽和状態だと言われており、今も変わらずそのように言われております。
そういった時期にスタートしましたが月毎のアップダウンはあっても年+50%増くらいの勢いで中国OEMを伸ばしてきました。(決して凄い訳ではなく、大半がクリアできるラインだと思います。)
淡々と売上を伸ばしていき、現在ではだいたい月2,000万円程度は同手法で売上を立てています。
どこまで伸ばしたいかは人それぞれですが、中国OEMだとターゲット月利が副業で30万円~100万円、本業で100万~250万円前後が多いはずです。
この辺りの金額を狙いたい方には中国OEMは今からの参入でも全然ありだと僕は考えてます。
当記事では中国OEMを始めたいという方に1から7くらいまでを伝えていくつもりで書いていきます。
8-10を書くと非常に長くなってしまうので、別記事で販売手法などはまとめます。
中国OEMとは?
中国OEM(ODM)とは中国の工場に自社ブランドの商品を生産してもらう事です。
実際のところ一般的な中国OEMはODMのケースが多いです。
工場側にデザインもやってもらうという事ですね。
OEMとODMで使い分けるべきなのですが、伝わり辛いので今後は合わせてOEMと表現します。
日本で需要のあるものを探し、中国の工場で安く生産します。
それを日本のAmazonFBAで販売をしていきます。
言うまでもないかもしれませんが、FBAなので出荷は全自動で、コールセンターもやってくれるので副業の方にはメリットがでかいです。
実際にAmazonからの問い合わせはほとんどきません。1,000個販売で1個とかのレベルです。
上記の通りなので、日本側の出荷作業や日中の連絡などは悩む必要はありません。
我々がコミットするべきは「何を作るか」と「どうやって売るか」です。
後ほど記載していきますので順番に読んでください。
中国OEMで事前に準備するもの
さて、それでは内容にはいっていきます。
まず最低限必要なものです。
・投下資金 50万円
・Amazonアカウント
・自宅での多少の保管スペース(もしくは倉庫会社)
資金について
50万円程度の投下資金でだいたい10万円くらいの月利に落ち着くかと思います。
投下資金150万円程度で月利30万円、投下資金500万円で月利100万円前後。
イメージとしてはこんな感じですかね。
筋の良い人や、経験のある人は1.5倍くらいの利益を上げられると思います。
逆にビジネスレベルが低い人は半分くらいになる場合もあります。
ビジネスである以上、情報や実力は大きく利益に左右します。
ビジネスの経験や知識を利用し、利益率や回転率をよりよくしていくのが我々経営者の仕事です。
保管スペース
次に、商品の保管スペースですが、FBA倉庫は費用が高く、最初はなるべくコストをかけないようにしたいので自宅にある程度商品保管できると良いです。
商品が増えてきたら日本の倉庫会社に委託しましょう。
日本倉庫はAmazon倉庫の3分の1くらいの倉庫費用になると思います。(Amazon倉庫が高すぎるんですが 笑)
商品の納品作業を自分でやってると生産性が著しく落ちるのでなるべく早い段階でアウトソースを目指しましょう。
中国OEMのリサーチ(販売物選定)について
中国OEMでのリサーチ方法は多岐に渡りますが、僕が推奨する方法をお伝えします。
メリットは再現性が高く、デメリットは爆発的な売上は期待できない。というところですかね。
重要なポイントは3点です。
・Amazonに市場があること(月300-500個程度は売れている)
・ライバルの量
・期待した利益率をとれるのか?
より具体的な部分は他の記事で後日更新します。
言うまでもなく、何をどのようにリサーチして、販売を開始するのかは非常に重要です。
リサーチの際に今僕が最も重要視しているのはAmazonでの市場規模です。
ここがズレてると何をやっても売れません。
金額を下げても売れないので在庫が滞留してジリ貧になります。
なので、まずみなさんがリサーチする時に絶対に市場規模については最重要視してください。
自分が売りたい商品がどの程度売れているのか。これが重要です。
更に言うと売上額ではなく、販売個数が多い方が良いです。(単価が安すぎるのは物流の方に問題が起きますが 笑)
個数が多いとABテストがしやすいので常に改善していけますが、月に数10個しか売れないものはやっぱ改善が難しいのであんまりオススメではありません。
中国OEMの代行会社について
代行会社もいろいろあります。
中国OEMにおいて代行会社は交渉、物流、検品を担う部門となります。
言うまでもなく超重要ですね。
というかここがダメだと中国輸入はかなりキツイです。
ノマドワーカーのノートパソコンみたいなものです。
ちなみにヒカキンさんは700万とかのPCを買うらしいです。笑
そんなに高いのは僕たちには買えませんが、一流の仕事をしたい(目指す)のであれば、できる限り一流の取引先と付き合うべきです。
「中国輸入 OEM」とか「中国輸入 代行会社」とかで検索すると沢山でてきます。
まずはお試しで使ってみてそこから以下ポイントを見ていきましょう。
・レスポンス→1日に何度も連絡とれて、急ぎの案件はすぐに処理してくれる
・検品品質&速度→自分が指示した検品手順を偽る事なくしっかり処理してくれる
・倉庫→中国側で倉庫を利用させてくれて、日本の半分くらいの金額
・買付手数料5%未満
・100㎏以上で発送する際の「航空便:16元以下」「船便:10元以下」
・完全月額制ではない
この辺りは押さえておけばとりあえずはある程度伸ばせると思います。
完全月額制を選ばない理由として、良い噂を聞いた事ないですし、ビジネス構造上で規模が大きくなるほどスピードが遅くなることが分かっているためです。
例えば月額3万で僕が申し込んだとして、僕の物量を3万円のコストでは絶対に処理できず、代行会社が赤字になるか、スピードが著しく落ちるかのどちらかの現象が起きます。
代行会社も商売なので自社の赤字を継続的に認める事はできませんよね。
例外として初心者で月利10-20万程度でいいんだ!って方や、とりあえずやってみよう!という方は良いんじゃないでしょうか。
どこも贔屓する事なく評価するために具体的な代行会社の名前は敢えてここには記載しませんが、上記の目線で選ばれると割と良い代行さんに会えると思います。
代行会社については利用しないという選択ですが、利用を強く推奨します。
ビジネススピードが違います。(難易度、詐欺リスクも上がります。)
実力者の方でも工場と自分で直取引をしているという方の話を聞きます。
ただ、僕から言わせると勿体ないです。
本来自分の実力が高いほどアウトソーシングしていったほうが良いです。
ビジネススタイルで拘りがあるのであれば良いと思いますが、僕のように淡々と売上を伸ばしたいタイプはアウトソース一択です。
外注できるとこは上手く外注し、自分は”仕組み作り”にコミットしましょう。
僕が独立した時点から常に考えてる個人ビジネスの原理原則です。
社長の仕事は常に「仕組み作り」と「お金を払う」だけにする(状態を目指す)というのが持論です。
ちゃんとしたOEMの場合は初心者だと大体5%程度は手数料が乗ってきますが、自分の時間の方が圧倒的に大切です。
中国輸入は粗利率の高いビジネスモデルです。数%の手数料よりもスピード(時間)や柔軟性を大切にしましょう。
販売について
Amazonで販売していく事になるのですが、これがまたAmazonは本当によく売れます。
月間300個程度の販売個数の商品は本当に無限に広がっていると考えて良いと思います。
商品を中国で作り、代行会社に日本に運んでもらい、Amazonの倉庫に納品する。
そうしてAmazonで売れたら、Amazonが発送、代金回収をしてくれる。
そんな流れとなります。
たとえばTシャツを売るか!ってなったら企画から販売まではおおよそ2ヵ月程度。
そこから販売ページを整えたりしていると1-2ヵ月程度。
つまり企画から販売で軌道に乗せるまで4か月かかります。(もちろんあんな事やこんな事をしてもっと早くもできます 笑)
まぁどちらにしても日銭を稼ぎたい低レベルな人や、忍耐力が無い方は難しいです。
もちろん1商品だけで進めても良いのですが、慣れてくると同時並行で進めていけます。
ページのクオリティアップについてはリサーチ同様に別記事に譲るとして、販売についてはちゃんとしたノウハウが必要です。
とはいえ、そんなに込み入ったノウハウではなく、シンプルなABテストです。
いろいろ難しく考える人ほど検討に無駄な時間を使って、実際に手を動かしてない印象です。
Aという画像とBという画像を作り、一定期間変えてみる。
Aが良くなった→Aを採用、Bが良くなった→Bを採用。
原則これの繰り返しです。他の商品で検証したデータは参考にしかなりません。
繰り返した回数が単純に売り上げ増につながります。
大事なのは淡々とやってくことです。
そういうコツコツした作業が得意な方はOEMは非常に向いてます。
販売戦略ってクリエイティブな感じがしますが、実はこういったコツコツとした作業が重要なんですよね。
ちなみに僕はコツコツ系がどっちかというと苦手な部類で、ドカーンと売って、ドカーンと利益が欲しいタイプです 笑
まぁ販売についてはしっかりとページを作り、ちゃんと管理をしていく。
それができればある程度の数量を販売していく事は誰にでもできるはずです。
まとめ
中国OEMで必須な力はリサーチ力と販売力ですかね。(超ざっくりで申し訳ないですが 笑)
両方ここに記載した事を基本として押さえておき、様々な情報から自分なりの手法を確立してみてください。
僕ももうちょっと具体的なノウハウを書いていこうと思ってます。
それでは!
こちら動画Verです!